もう遅いけどもっと遅いよりまし

ベランダや室内で水耕栽培とかやってます

【水耕栽培】オーバーフロー式の水耕栽培装置を自作して小ネギを植え替えました


リボベジ(再生栽培)の小ネギ。自作のグロウボックスに入れて、ハイドロカルチャーで育ててるんですが、奥の方の水やりがちょっと面倒。

グロウボックスの下段。ネギ畑です。
真ん中の二つ並んでるヤツ

というわけで、容器を変えようかなと。

で、どういう感じの装置を作ろうかなと思ったんだけど、上段のグロウボックスを見ると…

グロウボックスの上段にあるリーフレタスとチマサンチュ

右奥のチマサンチュだけデカい

この装置、水中ポンプで水を動かしてるんだけど、右奥がちょうど水中ポンプから水が出てくるところなんですよね。

ってことは、水の出口付近がよく育つ?

(最初に)用意したのはこちら

用意した道具
  • スクエア収納ボックス 2つ(ダイソー)
  • スクエア収納ボックスのフタ 2つ ( ダイソー )
  • TS給水栓用ソケット 呼び径13と25を1つずつ
  • TSバルブソケット 呼び径13と25を1つずつ
  • パッキン
  • 水中ポンプ(USB電源)
  • USB電源(ダイソー)
  • チューブ
  • チューブコネクタ L字2つとT字1つ
  • ネットカップ 6個

再利用してるモノもあるんで、フタには既に穴が開いてたり。穴はホールソーで開けました。

ちなみに、これは”最初に”用意したモノです。後で違うもの使ってたりします…。

工作開始

まずは、ドリル使って穴開け三昧。チューブの通り道、水の通り道を作りました。
白いフタはたくさん穴開いてるけど、再利用だから穴開きまくりなだけで使う穴は2つだけだったりします。

穴を開けたフタ

ボックスに開けた穴に、水栓用ソケットとバルブソケットをセットします。間にはパッキン挟んでます。
今回はオーバーフロー式にするんですが、細い方がチューブを通す穴、太い方がオーバーフローした水がタンクへ戻る穴です。

ボックスに継手ソケットを装着した画像
ボックスに継手ソケットを装着した画像

ボックス、フタ、ボックスを重ねます。下のボックスが水をためるタンクになります。下のボックスは水中ポンプのケーブルが通るようにちょっと削ってます。

水耕栽培装置を作成している様子

水中ポンプをセットして…

水耕栽培装置を作成している様子
水中ポンプを設置

と思ったんですが、黒いチューブは堅すぎてチューブコネクタが接続できませんでした…。
というわけで、別のチューブに変更。

水耕栽培装置を作成している様子
チューブ変更

水中ポンプをセットして、チューブを接続してほぼ完成です。

水耕栽培装置を作成している様子
ひとまず完成?

が、予想より水の勢いがない。

試しに動かしてみたんですけど、水の勢いが全然ない…。
何かのタイミングで止まったりする。

あとこれ、最低限動かすための水の量ってのがあって、下のボックスは水中ポンプが完全に水に浸かるだけの量、上のボックスはオーバーフローするまでの量の水が必要なんです。

で、上のボックスと下のボックスで必要な水の量を足すと、ボックス1つ分の容積より多いんです。

ってことは、何かの拍子に上のボックスから水漏れすると、下のボックスだけだと全ての水を溜めることは不可能。溢れちゃいます。
乱暴な話、外で使うなら水漏れしちゃっても良いんだけど、今回室内で使う予定なんでね。床びっちゃびちゃは避けたいんです。

ってこれじゃ使えないわけなんですよ…。

というわけで、部品替えます。

用意したのは、

  • 水中ポンプ(DC電源)
  • スクエア収納ボックス(深いやつ)
ボックスと水中ポンプ

私がよく使う水中ポンプは、3種類あって、違いは電源。USB、AC、DCの3種類です。(といっても、モーター回すために最終的に全部直流に変換されるんですけど。)

中国製ってこともあるのか、当たり外れもあったりするんですけど、パワー(揚水の性能)的に、

DC > (USB = AC)

って感じです。

でも、水中ポンプ部分は同じだったりします。
それに供給する電力がパワーの差になるって感じ。

ちなみにお値段も…

DC > (USB = AC)

これも水中ポンプ部分は同じ部品だったりするんで、それだけだとお値段同じなんですけど、

ACアダプタのお値段がね…。

まあでも、ACアダプタの仕様(何ボルト何アンペア的なヤツ)によって、パワーの調整ができるってのが良いところだったりします。

なんか、話それたな…。

で、ボックス。これも再利用なんで。横に穴開いてます。水中ポンプのケーブル通す穴です。

ボックスの穴

この深いボックスなんですけど、浅いボックスがピッタリ収まるんで、これで水漏れの心配はなくなりました。

水耕栽培装置を作成している様子
ひとまず完成?
そして白いフタは使わなくなった…。

だいたい出来上がってきましたが、このままだとオーバーフローの位置よりチューブを通しているところが低いんで、塩ビパイプを刺して高さを調整しました。
継手(ソケット)を使うと、こういう調整ができるんで便利です。

水耕栽培装置を作成している様子
塩ビパイプで延長

水中ポンプを好感してパワーが上がったんで、問題なく水が汲み上げられています。水の流れというか動きが野菜にいい感じに働くと良いなぁ。

水耕栽培装置を作成している様子
水が流れる様子

問題なくオーバーフローした水は下へ流れていきます。

水耕栽培装置を作成している様子
オーバーフローの様子

そして、やっとネットカップをセット。

水耕栽培装置を作成している様子
ネットカップをセット

う~ん、なんか水位高い。

このままだと根っこ完全に水没しちゃうな…。まあ育つっちゃあ育つけどもっと空気に触れさせたいところ。

というわけで、

水耕栽培装置を作成している様子
穴を開けてみたところ

穴開けた。

小さめの穴を開けました。バランスが肝なんですが、穴から流れる水の量よりポンプが汲み上げる水の量が上回るようにしました。

ポンプは24時間連続で動かしているわけではなく、1時間に15分だけ動かすってのをずっと繰り返すようにしています。

というわけで、ポンプが動いている間は水溜まるんですが、ポンプが止まると小さい穴から水がゆっくり抜けていきます。そして根っこが空気に触れるって感じです。

って感じで、オーバーフロー式の水耕栽培装置の完成です。

水耕栽培装置を作成している様子
今度こそ完成

植え替えます

やっと小ネギの植え替えでっす。

ハイドロカルチャーで育てている小ネギ
ハイドロカルチャーで育てている小ネギ

全部引っこ抜きました。

ハイドロカルチャーで育てている小ネギ

う~ん、細い。

小ネギを数本ずつネットカップにセットしました。小ネギを真っすぐ立てるためにハイドロボールで隙間を埋めました。

ハイドロカルチャーで育てている小ネギ
ネットカップに植えているところ

んで、装置にセットして完了。
フタはアルミホイルで覆いました。遮光のためです。

さて、良く育ってくれると嬉しいんだけど、どうなることやら。

自作水耕栽培装置に小ネギを植え替えた様子

ちなみに、余った小ネギは…。

余った小ネギの行き先 ハイドロカルチャー
余った小ネギの行き先  自作水耕栽培装置

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